43.熊市漫谈之二：暗号哲学のプロジェクトと価格の上下動の弁証法的関係。

作者の言葉

まず、私は長い間考えましたが、やはり WeChat のコミュニティを作ることに決めました。なぜなら、Discord は多くの読者にとって確かに不便であり、私も頻繁に Discord にアクセスするわけではないため、多くの情報を見逃してしまっているからです。

しかし、WeChat のコミュニティは厳格に管理します。明らかに投資を誘導するような行為や、土狗契約、契約取引などは、私は人を追放します。コミュニティは交流の目的だけを持ちたいと思っています。例えば、皆でプロジェクトのビジネスロジックを交流したり、トラックについて議論したり、さらには暗号通貨のジョークを話したりすることができます。

また、コミュニティに参加する読者の友人には、私の文章に「いいね」やシェアをしていただけると大変感謝します。QR コードでの参加人数の上限は 200 人です。200 人に達した場合は、私にメッセージを送っていただければ、グループに追加します。同時に、グループの QR コードは公式アカウントのメニューにも更新します。500 人に達した場合は、第二のグループを開設します。

さらに、ウィスマンノートは有料グループを開設せず、投資アドバイスも行いません。すべて無料のコミュニティです。私は単純にファンに「いいね」やシェアをしてもらい、少しのトラフィックを得たいだけです。

さて、本題に入りましょう。今日の記事のテーマは雑談です。いつも通り、雑談の記事は比較的散漫で、意識の流れのようなものになります。

実際、これまで多くの読者の友人から、どのプロジェクトが良いか、どのプロジェクトを推薦するか、私がどのプロジェクトを良いと思っているかなどの質問を受けてきました。しかし、私はこれまで明確な回答をしていませんでした。ほとんどの場合、私は曖昧に流していました。

私が良いと思っているプロジェクトがないわけではありません。ただ、私はその間の関係をよく理解しています。プロジェクトの良し悪しと価格の高低には直接的な関係がないのです。

長年の友人には、プロジェクト名を直接伝え、彼らに推薦することがあります。なぜなら、彼らは私が推奨するプロジェクトが質の高いものであることをすでに理解しているからです。しかし、それは価格が上がることを意味するわけではありません。だからこそ、私は彼らといくつかのプロジェクトを気軽に共有することができるのです。

一方で、新しい読者の友人にとっては、あなたたちが求めているのは良いプロジェクトや質の高いプロジェクトではなく、価格が上がるプロジェクト、できれば購入したらすぐに上がるプロジェクトです。だからこそ、私は特にプロジェクトを推薦する記事を開くことは少ないのです。

ウィスマンノートは、実際には私自身の投資思想や経験から生まれたものであり、私が書く記事は主に私自身の投資哲学を伝えることが目的です。しかし、これは必ずしも正しい投資哲学ではありません。魚を与えるよりも釣り方を教える方が良いので、私は読者の友人たちが私から少しでも経験を吸収し、それを自身の投資方法論を改善するために活用してほしいと願っています。

本文

厳密に言えば、この記事はマクロな視点について述べており、具体的なミクロな操作についてではありません。読者には、これを暗号哲学や暗号投資思想として捉えてもらいたいと思います。

論点一：プロジェクトの質とトークン価格には直接的な関係がない

これは、多くの新しい仲間がほぼ必ず直面する誤解です。質の高いプロジェクトは潜在的に良い対象であると考え、購入しますが、しばしば期待通りにはいきません。したがって、私の長年の経験から結論を導き出すと、プロジェクトの質とトークン価格には直接的な関係がないのです。

この言葉をどう理解すればよいのでしょうか。簡単に言えば、プロジェクトの質とトークン価格は、実際には二つの次元です。プロジェクトの質は、技術革新、ビジネスロジックの充実、ユーザー数の多さ、TVL の高さ、業界の痛点を解決するなどの側面を考慮します。一方、トークン価格はこれらとは直接的な関係がありません。

トークン価格に直接関連するパラメータには、流通量や放出量があり、最も直接的なのは二次市場の資金意欲です。資金が買いたいと思えば価格は上がり、売りたいと思えば価格は下がります。これは最もシンプルで直接的な論理です。

好材料や悪材料は、資金が意思決定をする間接的な要因であり、直接的な要因ではありません。したがって、私はプロジェクトの質を考慮するのではなく、オンチェーンのホルダーの資金の流入と流出を観察して、資金の取引意欲を判断することを好みます。

この論点をまとめると、プロジェクトの質はプロジェクト自体の要素に関わるものであり、トークン価格とは直接的な関係がありません。トークン価格に直接関係する要素は資金の意欲です。他のすべての情報は、資金の意欲が購入または売却の決定を下すのに影響を与えています。

論点二：プロジェクトの質と取引対象には直接的な関係がない

取引者の友人との交流の中で、新しい質の高いプロジェクトを推薦してほしいと尋ねられることも少なくありません。しかし、実際にはこれも大きな誤解です。

取引対象の選択は、良いプロジェクトかどうかとは関係ありません。取引者にとって、利益を上げることが第一の目的であり、質の高いプロジェクトは論点一で述べたように、トークン価格に直接影響を与える要因ではありません。

取引者の視点から見ると、取引対象の選択は取引の深さにもっと注目すべきであり、取引対象そのものには注目すべきではありません。言い換えれば、取引者が USD ベースまたは BTC ベースで利益を上げている場合、取引量のある主要な対象を選ぶ方が取引の法則に合致します。取引の深さが十分で、取引参加者が多ければ、K 線指標は客観的な市場状態をより反映しやすくなります。

新しい質の高いプロジェクトについては、日足のチャートがほとんどない場合や、取引量が非常に少ない場合、テクニカル面の有効性も議論の余地がありません。

論点三：質の高いプロジェクトは価格を気にしないことがある

私は非常に多くのプロジェクトを見てきましたが、その中には質の高いプロジェクトも多く含まれています。しかし、多くの質の高いプロジェクトのトークン価格は往々にして非常に低く、時には市場に掲載されないこともあります。これを読んでいる読者の中には、これは隠れたチャンスだと考えるかもしれませんが、その価格が購入時から 90% も下がり続ける可能性はどうでしょうか？

厳密に言えば、多くの小さなプロジェクトは確かに新しいアイデアを持っています。しかし、このようなプロジェクトは、プログラマーの間で生まれたアイデアが多く、彼らは技術的に他のプロジェクトが持たない優位性を持っているかもしれませんが、同様に彼らもトークン価格を重視しない可能性があります。

この点は、特に Geek 系のプロジェクトで非常に明確に見受けられます。彼らの価格は市場全体と共に下がりますが、市場全体と共に上がるとは限りません。なぜなら、このようなプロジェクトのチームは「酒香不怕巷子深」を信じており、製品が十分に良く、技術力が強ければ、自然と誰かが購入するだろうと考えているからです。

しかし、最終的には大抵の場合、事は思い通りには進まず、市場の参加者の 90% はトークン価格の上下を重視します。たとえ質の高いプロジェクト、特にハッカソンから出たばかりの質の高いデモであっても、彼らは発行後の高いリターンを期待して購入するのであり、技術が良いから購入するわけではありません。

これが多くの質の高いプロジェクトがいくつかの暗号投資機関を求める理由です。彼らはお金に困っているわけではありませんが、より専門的な暗号投資機関に二次市場のプロモーションを担当させたいと考えています。これには、主要な CEX の運営や、いくつかの国のローカルプロモーションなどが含まれます。

簡単に言えば、多くの質の高いプロジェクトは、彼らのチームの期待の中で、市場価値を維持したり、価格を引き上げたりすることは期待していません。トークンを発行することは、プロジェクト自体の製品プロモーションやインセンティブのために行われることが多いのです。最も典型的な二つの例は、Uniswap と DYDX です。

Uniswap が発行した UNI はガバナンストークンですが、具体的にどの点でガバナンスを行うかは明確ではなく、当時 sushiswap の吸血鬼攻撃に対抗するために配布されたインセンティブトークンです。DYDX については、単純に皆が DYDX で取引することを促すために配布されたインセンティブトークンです。

価格を見てもわかるように、発行以来ずっと下がり続けており、プロジェクト側は本気で市場価値を維持するためにお金を使うつもりはありません。なぜなら、それはチームの目標には含まれていないからです。

しかし、これら二つのプロジェクトが質の高いプロジェクトであることを否定できますか？実際にはそうではありません。この二つはオンチェーン DEX の中でリーダー的なプロジェクトであり、その質は非常に高い保証がありますが、トークン価格は資金の問題であり、プロジェクトの質とは無関係です。

論点四：プロジェクトの質とトークンの運用は別のこと

前述の通り、ここでさらに詳細に説明します。プロジェクトの質は主に研究開発の要因に直接関係しており、トークンの運用はマーケティングの要因に関係しています。

市場には多くの meme プロジェクトが存在し、研究開発はほとんどゼロで、いわゆる「コンセンサス」に基づいて人々に真金を出させて購入させ、価格を押し上げています。

ここからわかるように、価格の上下はプロジェクトの質の良し悪しとは直接的な関係がありません。誰かが購入すれば、価格は上がります。これは非常にシンプルな理屈です。

そのため、暗号心理学に精通している人々によって大いに利用され、meme トークンという新しいカテゴリーが生まれました。最近の多くの XX DAO 系プロジェクトも同様です。Discord グループを作るだけで DAO となり、DAO のコンセンサスはより多くの人にトークンを購入させることです。（中間の華やかなマーケティング文は省略し、最終目的に焦点を当てます）

したがって、meme プロジェクトと Discord DAO は、トークンの運用に依存するプロジェクトとして私が分類します。このようなプロジェクトについては、質を評価するための信頼できるモデルがないため、彼らが製品を持っている可能性は低く、公式ウェブサイトがあるだけでも良い方です。大多数はグループしか持っていません。

したがって、私はこれらのプロジェクトを理解できないプロジェクトとして定義しますので、彼らについての私の見解を尋ねないでください。見解はありません。そして、再度強調しますが、プロジェクトの質とトークン価格には直接的な関係がありません。

論点五：質の高いプロジェクトは長期主義の定義

多くの友人は、心理的に期待する質の高いプロジェクトを持っていますが、このようなプロジェクトは購入したらすぐに価格が上がるわけではありません。質の高いプロジェクトの価格上昇は、プロジェクト自体の技術やビジネスロジックが優れている場合に基づく長期的なものです。この長期は 1 年、さらには 3 年や 4 年にも及ぶことがあります。

この点について ChainLink を例に挙げると、2019 年のメインネットの立ち上げ時にはほとんど無名で、全体的に見れば非常に優れたプロジェクトでした。しかし、2021 年の DeFi サマーまで、オラクルの重要性が際立ち、広く利用され、数百億ドルの市場価値を得ました。

現在、2022 年の今、ChainLink は依然として DeFi の世界における重要な基盤であり、非常に広範な使用範囲を持っています。しかし、価格は依然として下がり続けています。今、ChainLink は質が高くないのでしょうか？

実際、ChainLink は依然として ChainLink であり、同じく質が高く、同じく重要です。しかし、これらの要因は価格に直接的な影響を与えるものではないため、依然として下がっています。

したがって、論点五に戻ると、質の高いプロジェクトを定義するのは実際には非常に簡単で、十分な知識があれば可能です。しかし、質の高いプロジェクトを通じて価格帯を定義しようとするのは、私は無理だと思います。むしろ、取引者が K 線を使って図を描く方が参考になると思います。

まとめ

質の高いプロジェクトを選別する核心的な目的は、投資の勝率を高めることです。

厳密に言えば、質の高いプロジェクト、普通のプロジェクト、さらには土狗プロジェクトにも暴騰の可能性があります。しかし、私は皆が質の高いプロジェクトを選別する目的は、投資の勝率を高めるためであり、取引上の帳面上のリターン率を目的とすべきではないと考えています。

質の高いプロジェクトが成功する可能性は、土狗プロジェクトよりも高いに違いありません。しかし、質の高いプロジェクトが成功したからといって、一流の取引所、例えば Binance や Coinbase に上場したからといって、価格が下がらないわけではありません。

したがって、質の高いプロジェクトは短期的または中期的には価格とは直接的な関係がありません。半年前に Luna を非常に良いと思っていた人がいたとしても、当時の Luna は技術、エコシステム、ビジネスロジックのいずれにおいても確かに質の高いプロジェクトと見なされていました。しかし、彼は依然として死亡サイクルに陥り、ゼロになる重大なブラックスワン事件が存在しました。

これが私のこの記事のタイトルであり、暗号哲学におけるプロジェクトと価格の上下の弁証法的関係です。

著者：柳葉驚鴻

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